求人情報にだまされないためには

看護師に限りませんが、転職サイトに掲載されている求人情報を信用しすぎて、後々に後悔するのはよくある失敗パターンです。

かつては実際の労働条件とは異なる情報を、求人票に掲載する事例が多発していました。

悪意をもって行っていたり、問題行動だという自覚がなかったりする会社が多かったのです。

こうした実態と異なる情報を、求人票に掲載することは求人詐欺と呼ばれています。

しかし、2018年の職業安定法の改正で罰則の範囲が広がったため、以前と比べると求人詐欺は減ってきました。

だからといって、転職サイトに掲載されている情報が全て正しいとは限らないので、注意しなければなりません。

求人詐欺に巻き込まれることを避けるために意識しておきたいのが、労働条件通知書の確認です。

労働条件通知書とは、どのような労働条件で雇いますという情報を伝えるため、雇う側が労働者に交付する書類を指します。

転職サイトに掲載されている求人情報と、労働条件通知書の内容が違う場合、求人詐欺に当たる可能性が高いです。

内定の連絡を受けた後、交付された労働条件通知書を確認して、内定を承諾するか辞退するかを決めるのが一般的でしょう。

ですが、中には掲げていた求人情報とは異なるせいか、内定の承諾前に労働条件通知書を交付しようとしないところもあります。

労働条件通知書の交付がないまま、内定を承諾するのは危険なので注意が必要です。

交付がない場合は、必ず問い合わせるようにしましょう。